されどわが日々

NIKON Coolpix P900/SONY RX100V オート専門

神社

 ネット上でしきりに神前結婚式承りますと宣伝している神社で友人の娘が外国人の旦那との結婚式を挙げた。じゃ、写真だけでも撮ろうと出かけたけれど、肌寒い雨が降り続ける日だったので、ジーパンにレインジャケット、それにキャップという格好だ。

 じゃ、ってんであがらして貰ったら、歴史はあるらしいがかなり傷んでいる社殿だった。そこに出てきたのは40歳前後と思しき神官である。「どちら様でしょう?」と聞く。「いや、大したものじゃない、結婚式の写真を撮らせて欲しい、花嫁の父の友人だ」と説明した。

 すると、その若い神官は私に「踏み込んではいけない場所、とってはいけないタイミングを知っているのか」と聞く。多分そんなところはあるんだろうなくらいは思っていたけれど、その利き方がなんとも居丈高なのである。「あ、恐れ入りますが、神様の降りてきておられるタイミングがありますから、バシャバシャとは困ります」あたりの対応なんだったら、私も知恵を働かしても良いってなものだけれど、いきなり高圧的な態度に出られてしまったものだから、私も日頃の癖が出た。

 「あ、いやいや、結構です、外から撮ります」といってさっさと彼らの反応を見ることもなく外に出た。何を気取ってやがんだと、日本人だったら誰でも神社に畏敬の念を払うのが当たり前だという感覚がわたしには耐えられない。と、まぁ、そんなことがあったという話だ。

 誰が相手でも結婚式を引き受けるってぇのにねぇ。